ユーザー車検で4.5万円節約!体験談を元に手順と注意点を解説

  • 2025年3月19日
  • 2025年3月23日
  • 節約
悩める人
ユーザー車検でかなり節約できるって聞いたけど
初めてで不安だから実際の体験談を聞きたいな…

本記事の内容

・ユーザー車検は初心者でもできるのか
・ユーザー車検を実際に行った体験談
・よくある失敗と対策
・ユーザー車検の節約効果
本記事の信頼性

筆者はこれまでに以下のような実績があります。

・過去に検査不合格になったことは一度もなし

・10年以上で知人の車も含め、6回以上のユーザー車検を経験

・対応車種:ダイハツコペン・スズキハスラー・マツダロードスター など

一度経験すると節約効果の高さから継続する人が多いですが、最初の一歩を踏み出すのに不安を感じる方も多いでしょう。

この記事でユーザー車検が意外と簡単だとわかれば、最初の一歩を踏み出せるはずです。

 

ユーザー車検とは?初心者でもできるの?

ユーザー車検に初めて挑戦する初心者向けの解説記事

まずは前提として通常の車検とユーザー車検の違いについて説明します。
車検とは自動車が道路を走る条件に適合しているかを確認する作業だと思ってもらえればOKです。
この確認作業はとても簡単なので車に詳しくない初心者でも実施することができます。
ユーザー車検(ユーザーしゃけん)とは、一般家庭で利用する自動車の使用者が自ら運輸支局等に車両を持ち込んで継続検査(≒車検)を受けること。
引用:ユーザー車検

車に詳しくない初心者でもユーザー車検はできるのか?

ユーザー車検は難しくないので、初心者でも問題なく行えます。

窓口での対応や、検査時も係員が丁寧に案内してくれるので安心です。

 

筆者
最近はユーザー車検をする人が増えており、
検査場のスタッフも初心者に親切に対応してくれます。

 

筆者も自動車に特別詳しいわけではありませんが、初めてのユーザー車検は想像以上に簡単で、拍子抜けするほどでした。

筆者の知り合いの美容師さんにもユーザー車検をすすめたところ、車に詳しくない方でしたが、問題なくやり遂げていました。

ディーラー車検と何が違う?メリット・デメリット比較

車検の種類メリットデメリット
通常の車検
(ディーラー・整備工場)
・土日でも受けられる
・代車を借りられる
・整備をしっかり任せられる
・プロに任せる安心感がある
・費用が高い
ユーザー車検・費用が安い
・車に詳しくなれる
・必要最低限の整備しかできない
・平日に時間を確保する必要がある
・検査に不合格だとその日に完了しないことがある
・すべての手続きを自分で行う必要がある

ユーザー車検の流れを簡単に解説

ユーザー車検を実施する流れ

①検査する日を決めてHPで予約をする

検査日を決めたら、国土交通省の「車検予約サイト」から予約を行います。

【普通車の方】:自動車検査登録

【軽自動車の方】:軽自動車検査協会

 

②検査当日までに必要書類をそろえる

書類名備考・内容
車検証(自動車検査証)車両の登録情報が記載された重要書類。
原本を忘れず持参する。
自賠責保険証明書(新旧2枚)前回と今回の証明書を両方提出。
新しい保険に加入しておく必要あり。
自動車税納税証明書直近の納税を証明する書類。
一部地域では電子確認で省略できる場合も。
定期点検整備記録簿法定点検済みの場合に提出。
未実施でも受付で「後日実施」と伝えればOK。
自動車重量税納付書検査場で購入・記入し、
重量税を支払うために使用。
継続検査申請書車検の申込書。
記入例もあるため、初めてでも安心。
印鑑(認印)書類への捺印用。
シャチハタ以外を推奨。

 

③陸運局へ検査する車を持ち込む

検査当日は、予約時間に間に合うように余裕をもって出発しましょう。

陸運局の場所は「◯◯県 陸運局」や「〇〇 陸運支局」で検索すればすぐに見つかります。

駐車場や入口がわかりにくいこともあるので、事前にGoogleマップやストリートビューで下調べしておくと安心です。

必要書類一式はクリアファイルに入れておくとスムーズに提出できます。

 

④ 窓口で書類の記入と費用の支払い

初めてでも記入例が掲示されているので安心です。

わからないことがあれば、係員に気軽に質問しましょう。

支払いは現金が基本なので、念のため多めに用意しておくと安心です。

支払い後に渡される「証紙」や「印紙」は、該当の書類に貼り付けて提出します。

 

⑤検査ラインで検査を受ける

主な検査内容は以下のとおりです

・ライト・ウィンカー・ブレーキランプの点灯確認

・車体番号と車検証の一致確認

・排出ガス(CO・HC)検査

・スピードメーター・ブレーキ・サイドスリップ検査

・ライトの光軸(向き)検査

・下回りの目視検査

初めての方でも、係員が丁寧に説明してくれるので安心して検査を受けられます。

 

⑥検査完了後、窓口でステッカーと車検証を受け取る

すべての検査をクリアすると、新しい車検証とフロントガラスに貼るステッカー(検査標章)が交付されます。

所要時間は、スムーズにいけば約1時間程度です。

【体験談】実際にユーザー車検をやってみた結果

ユーザー車検の流れや節約効果を詳しく紹介する体験談

ユーザー車検を受けた理由と背景

筆者がユーザー車検を選んだ理由は、車検費用の負担を少しでも減らしたかったからです。

当時は1500ccの普通車に乗っており、ディーラー車検だと約9万円の出費が必要でした。

自賠責保険や重量税などの法定費用だけで約4万円超、さらに整備費や代行料も加わります。

毎年の自動車税(約34,500円)もある中で、「費用を抑えられる方法」としてユーザー車検に挑戦しました。

 かかった費用と節約額

実際にかかった費用は合計で約44,000円。

前回のディーラー車検(約90,000円)と比較すると、約46,000円の節約になりました。

予約~検査当日の流れ【実録レポート】

初めてのユーザー車検はYouTubeで予習して臨みましたが、正直かなり緊張していたのを覚えています。

とはいえ、実際に体験してみると驚くほど簡単で、拍子抜けするほどスムーズに進みました。

受付と書類記入

初めてでも記入例が掲示されているので安心。

わからないことがあっても受付スタッフが親切に教えてくれます。

支払いと書類提出

費用の支払いは現金のみ。多めに用意しておくのがベターです。

支払い後、証紙・印紙をもらい、必要書類に貼って提出準備が完了します。

初心者マークで安心の検査

筆者は受付で「初心者マーク」をもらいました。

これがあると検査員も丁寧に案内してくれるため、初めての人には心強いポイントです。

検査ラインの流れ

ライト・ウィンカーの確認から始まり、各検査が順番に進みます。

検査員の指示に従えばスムーズに進むので安心です。

検査員
ウィンカー右出してー。
オッケーです。
次はライトつけてー。
はいオッケーです。

このように、検査は淡々と進行します。

排出ガス検査

測定機の長いセンサーをマフラーに差し込むだけで、CO・HC濃度が自動で測定されます。結果は近くの機械で書類に印刷します。

サイドスリップ検査

ハンドルをまっすぐにして、白線ギリギリをゆっくり直進します。ずれていると検査員が教えてくれるため、安心です。

スピードメーター&ブレーキ検査

専用の機械に車を乗せ、速度メーターが表示通りになるようにアクセルを踏みます。実際の走行はせず、タイヤのみが高速回転します。

指定速度に達すると「ブレーキ!」の表示が出るので、しっかり踏み込めばOK。

ライト検査(光軸)

ロービームやハイビームの点灯を指示され、それに従ってライトを操作します。

光軸の検査は機械が自動で行ってくれるので安心です。

下回り検査

最後に車が持ち上げられ、足回りやオイル漏れなどを検査します。

車に乗ったまま高く上昇するため、ちょっとしたアトラクション感覚でした。

最後の書類提出とステッカー受け取り

検査が終わると、合格印の書類を受付に提出。

数分で新しい車検証とステッカーが交付され、ユーザー車検が完了します。

全体の所要時間は約1時間。想像以上にスムーズに完了しました。

よくある失敗と対策【初めての人向け】

平日に時間が取れる人におすすめのユーザー車検ガイド

必要書類を忘れる

書類を忘れると、検査の予約時間に間に合わない恐れがあります。

特に納税証明書はサイズが小さく、車検証と別に保管されていることも多いので要注意です。

ライトの光軸がずれている

光軸は日常使用でも少しずつズレてしまいます。

ユーザー車検の前には、ディーラーや整備工場での事前チェックが安心です。

検査場近くには予約不要で調整してくれる工場があることも。検査員に聞けば教えてもらえることもあります。

ドライブシャフトのブーツが破れている

ゴム製のブーツが破れていると、その場で再検査ができない場合もあります。

自分で確認するのが難しい箇所なので、不安なら事前に整備工場で見てもらいましょう。

ウィンカーやライトの電球が球切れしている

球切れは見落としやすいですが、車検では即不合格になります。

車種によっては交換が難しい場合もあるので、検査前にすべての灯火類を一度確認しておきましょう。

もし当日に球切れが見つかっても、近くのスタンドなどで交換できることがあります。

ウォッシャー液の噴出口が凍結している

冬の朝は、ウォッシャー液の噴出口が凍って出ないことがあります。

実際に筆者も長野県で経験しました。

細い針金などで軽くつつくと解消できるので、寒冷地では検査前に確認を。

検査場で焦らないためのポイント

初めての検査は緊張しがちですが、焦る必要はありません。

最近はユーザー車検をする人が増えているため、検査場のスタッフも初心者に慣れています。

基本的には、検査員の指示に従って操作するだけなので、落ち着いて進めましょう。

【結論】ユーザー車検は初心者でもできる!節約効果は?

費用を抑えて車検を通すためのポイントと注意点を紹介

実際にやってみた感想|大変だった?簡単だった?

初めてのユーザー車検は正直かなり緊張しましたが、終わってみると驚くほど簡単でした。

事前に必要な情報と書類をそろえておけば、検査員の指示通りに進むだけでOKです。

特別な知識がなくても問題なく対応できますし、

約44,000円で車検が通ったときは「もっと早くやればよかった」と思ったほどです。

こんな人にはおすすめ!逆に向いていない人は?

ユーザー車検は以下のような方におすすめです

・車検費用をできるだけ節約したい方

・平日に時間を作れる方

・自分で手続きや段取りをこなすのが苦にならない方

逆に、以下のような方にはあまり向いていないかもしれません

・平日の日中に時間が取れない方

・車の整備状況に不安があり、自分で点検や準備をするのが難しい方

・何があっても安心を最優先したい方(→ディーラー車検がおすすめ)

まとめ:ユーザー車検に挑戦してみよう!

ユーザー車検は、コストを抑えつつ車をしっかり管理できる賢い選択です。

初めてでも情報をしっかり集めて準備すれば、問題なく進められます。

検査場のスタッフも親切なので、安心してチャレンジできます。

「自分にできるかな…」と迷っている方こそ、一度ユーザー車検に挑戦してみてください!

関連記事

悩める者今月は車検やタイヤ交換ががあるから出費がかさむなぁ…なんとか安くする方法は無いかな~こんな悩みを解決します。✔本記事の内容・なぜ車の維持費は高いのか?・車の維持費を安くする方法[…]