自己肯定感が低い原因6選と今すぐできる改善方法【心理学的アプローチ】

自己肯定感について考えたことがありますか。

・恋人の意見にあわせてしまう

・上司や先輩に提案ができない

・どうせ自分なんて…と物事に対してネガティブな思考をしてしまう。

これらの悩みを抱える人には自己肯定感が低いという共通点があります。

この記事を読むと自己肯定感が低くなる原因と改善方法がわかります。

 

自己肯定感について解説

自己肯定感とは何かを説明するシーン

明確な定義はありませんが、「自身の存在や生き方を自らで認めてあげられる感情」を指します。

最近ではメディアでよく耳にするようになりましたね。

自己肯定感が私たちに与える影響を見ていきましょう。

自己肯定感が低い人の特徴

自己肯定感が低い人が感じやすい悩みを抱える女性のイメージ

・自己主張ができない
・無気力で、人生が楽しくない
・容姿に自信が持てない
・ミスをすると必要以上に落ち込み、繰り返し考えてしまう
・不安や悩み事が多い
・承認欲求が強く、SNSに依存しがち
・自分の価値を試すような行動をとる(浮気・不貞行為など)
・見栄をはる・マウンティングをする

多くの人が一度はこうした気持ちを経験したことがあるのではないでしょうか?

私自身も、これらの悩みを経験したことがあります。

これらの特徴が複数当てはまる日常生活に悪影響を及ぼすほど深刻な場合は注意が必要です。

自己肯定感が低いことで起きる問題

人間関係に悩んで自己主張できない状況のイメージ

例えば、自己主張ができないとどうなるでしょうか?

・ストレスが蓄積し、体調に悪影響を及ぼす。
・「また自分の意見を言えなかった…」と自己嫌悪し自己肯定感が低くなる悪循環に陥いる。

身近な例で考えてみましょう。

あなた
今日のランチ、どこにいく?
「今日は定食が食べたいな~」
友達
とくに食べたいものはないけれど、なんとなく麺類が食べたい!
あなた
…わかった。いいよ~。
「なんでもいいなら、定食が食べたかったな…」

自己肯定感が低いと…

・「定食が食べたい」と言えず、友達に合わせてしまう

・「本当は違うものが食べたかったのに」とモヤモヤした気持ちになる

・「また自分の意見を言えなかった…」と落ち込む

こうした小さな積み重ねが、自己肯定感のさらなる低下を引き起こします。

自己肯定感が低くなる原因

性格や環境によって自己肯定感が低下する様子

生まれつきの性格

生まれつきの性格が内向的である場合があります。

性格は環境の影響を受けて形成されますが、心理学の研究では遺伝によって約50%が決まるとも言われています。

生れつき内向的な性格の人は、自己肯定感が低くなりやすい傾向があります。

遺伝子の違いがどのくらい一人ひとりの性格の違いを説明するかをふたごのデータから算出すると,だいたい50%前後になります。これは残り50%が環境によることを意味します。

引用:公益社団法人 日本心理学会

ホルモンバランスの影響

ホルモンバランスが乱れると、自己肯定感の低下につながることがあります。

ホルモンバランスは食事や睡眠、適度な運動によって整えられますので

これらが適切でない場合も、ホルモンバランスが崩れて、自己肯定感の低下につながります。

女性は、生理・妊娠・出産の影響でもホルモンバランスが崩れやすいです。

幼少期の環境

・幼少期にあまり褒めてもらえなかった。

・新しいことに挑戦しても、否定された

・いじめらた経験がある

こうした経験が人格形成の重要な時期に自己肯定感の低下を招く原因になります。

他人と自分を比較する

「自分よりすぐれている人」と比べてしまうことで劣等感が生まれます。

・学歴や収入

・容姿

・持ち物

・人間関係

こうした比較を続けることで、「自分はダメだ…」と思い込み、自己肯定感が低下します。

社会の教育構造

学校や会社では、「周りと違うことをせず協調する」ことが求められます。

これにより、自分の意見を言うことに不安を感じ、自己肯定感が低くなることがあります。

成功体験が少ない

大人になっても自分で「何かを成し遂げた経験」が少ない人は、自己肯定感が低くなりがちです。

どんなに小さな成功体験であっても、それを積み重ねることで自分の能力や魅力を発見し、自己肯定感を高めることが可能です。

引用:ALMACREATION

低い自己肯定感の改善方法

前向きに変わりたいと願う女性の後ろ姿

否定する癖をやめる

「でも」「だって」「いや」などの否定的なワードを使うのをやめましょう。

ものごとに絶対的な正解、不正解は存在しません。

あなたが「それは違うな」と感じていても、誰かにとっては正解であったりします。

ネガティブな言葉を口にしていると、ものごとを否定的にとらえる癖がついてしまいます。

「自分とは意見が違うな…」と感じたときは、「私は〇〇のように感じたのですが、あなたはどう思いますか?」と聞きましょう。

否定することなく、新しい意見を取り入れることで多面的な考え方が身につくためポジティブですね。

他人と比較するのをやめる

例えばSNSで他人のキラキラした投稿を見ると、劣等感を抱きがちです。

・頻繁に旅行に行く

・人間関係がよく幸せそうに見える

・購入したものを投稿する

・かわいいorかっこいい自撮り

こういった投稿を見ると、自分の人生と比較してしまいます。

SNSを使うなら、「発信だけにする」「見たくないものはミュート機能を活用する」など、工夫しましょう。

SNSのキラキラした投稿は、日常の中の一瞬の切り取りであると理解しておくと良いです。

同じ人間ですから、365日毎日毎秒が最高に楽しい状態というわけではありません。

世界一の投資家ウォーレン・バフェットやメジャーリーガーの大谷翔平だって

私たちと同じで、人生において悩みやコンプレックスがあるでしょう。

誰にだって輝いている瞬間とそうでないときがあります。

他人の生活ぶりと比較して一喜一憂しても何も良いことはありません。

自分だけの人生に集中していきましょう。

自分を褒める習慣をつける

自己肯定感を上げるには自分を褒めて認めてあげることです。

・朝起きられて偉い

・朝ごはんをきちんと食べて偉い

・会社に出社して偉い

・生きてて偉い

どんな細かいことでも構いませんので自分を認め、いたわる習慣をつけましょう。

心理学の研究でも、「笑顔を作ると楽しい気分になる」と言われています。

同じように、「自分は偉い!」と口にすることで、脳が「本当に偉いんだ!」と錯覚し、自己肯定感が自然に高まります。

まとめ

自己肯定感を高めて前向きに進もうとするイメージ

自己肯定感は意識的に高めることができるものです。

小さな行動の積み重ねが、自分を認める力を育てます。

今日から、自分を少しずつ褒める習慣を始めてみませんか?